企業のナレッジマネジメントのフレームワークに関する理論考察
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概要
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変化が激しい経営環境に取り巻かれる現代企業にとって、知識はすでにヒト・モノ・カネに次いで第四の経営資源となっている。企業のコア・コンピタンスを常に向上し、持続的な競争優位を確保するため、知識資源を大切に扱わなければならない。その背景の中で「ナレッジマネジメント」と呼ばれる研究領域が1990年代に発足し、現在は数多くの分野に展開されている。知識資源の創造、共有、活用により組織の経営成果を向上することがナレッジマネジメントの目的であるが、従来のナレッジマネジメント研究では、抽象的な理論や研究モデルをいかに仕事現場に噛み砕いて企業の実務に関連付けるかという課題が深刻に存在している。本稿では、上述の課題に注目し、従来のナレッジマネジメント理論研究のレビューを行い、ナレッジマネジメントの全体像を捉える上で、実践的フレームワークの提案を試みる。
- 中京大学の論文