小学校英語教育推進のための保護者に対する支援 : 親子英会話セミナーの実践を通して
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概要
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小学校英語教育を推進するためにこれまで行われてきた支援は,教師の指導力や教材開発など学校内の側面に限定され,小学校英語の必修化も提言された中で,学校内だけではなく,地域や保護者に対する支援も今後ニーズが増してくると考えられる。また,英語学習を通して家庭内でのコミュニケーションを図り,家庭教育力を促進させるのに有効である。本論では保護者を対象とした支援を実践するため,「親子英会話セミナー」を開催した。その結果,参加者には概ね楽しんでもらえた。しかしながら,外国人とふれあう機会が少なかったり,扱った歌やダンスが難しかったりした点で,今後は時間配分に対する配慮や習熟度に大きな差異が出ないように各小学校教員との連携も図りながら限定的な地域での開催などを検討し,継続的な開催が必要であることが分かった。また,保護者の小学校英語教育に対しての意識では,早期から小学校英語教育を開始すべきであり,「コミュニケーションに対する関心・意欲を育て国際人としての感覚を身に付けること」を目的と考えていることから,あいさつや日常会話,異文化などを知り,国際交流の機会を増やすことが英語活動では必要であると感じている。
著者
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