民法九四条二項の第三者 : 「法律上の利害関係」の再評価
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概要
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はじめに 一 問題の所在 二 比較対象としてのフランス法 三 本稿の構成 第一章 日本民法九四条二項における第三者 第一節 立法過程 一 ボワソナード草案および旧民法証拠編起草過程 二 現行民法起草過程 三 小括 第二節 判例・学説の展開にみる民法九四条二項の第三者 一 判例の展開 二 学説の展開 三 小括 第三節 まとめ 第二章 コード・シビル一三二一条における第三者 第一節 アンシャン・レジーム期における反対証書と対第三者効 一 反対証書と仮装行為 二 反対証書の利用と規制 三 Doment 四 小括 第二節 コード・シビル編纂過程における反対証書と対第三者効:革命期立法と共和暦八年草案の審議過程 一 革命期の反対証書に関する規定と対第三者効 二 共和暦八年委員会草案の審議過程 三 小括 第三節 一九世紀フランスにおける学説および判例の展開にみるコード・シビル一三二一条の第三者 一 コード・シビル成立後一九世紀末までの判例・裁判例の展開 二 学説の展開-註釈学派- 三 小括 第四節 まとめ 第三章 比較 おわりに―今後の課題と展望
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