3次元モデルを用いた地盤調査リスク評価事例(<特集>リスクと応用地質)
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概要
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地盤モデルを作成する場合,地質技術者は地質学の基本原理と彼らの調査経験を基にして作成する.一方,近年のIT化により3次元地質モデルを作成するソフトウエアが発達し,実用に具されることになった.これらソフトウエアは地質技術者により区部された地層境界や岩盤区分を柱状図から直接3次元で自動補間するばかりでなく,地球統計学的手法を使って,統計的な確からしさ(または不確実性)まで数値で表現できるようになった.筆者らは,この地球統計学的手法を利用し,(1)地質調査におけるリスク評価を行った事例を示し,さらに(2)リスクの階層性,(3)リスクコミュニケーションの事例について紹介する.
- 一般社団法人日本応用地質学会の論文
- 2008-02-10
著者
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