股関節固定者の二次障害と人工股関節全置換術〈医療トピック〉
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概要
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股関節固定者における二次障害と人工股関節全置換術の予後について考察した。股関節固定によって下肢の支持性は確保されるが、隣接諸関節に過剰なストレスが加わるために、時間の経過とともに腰痛症、膝関節症、反対側の股関節症を発症するにいたる。これらの症状はしだいに悪化の一途をたどり、社会活動の制限や生活の質の低下を招く。固定をはずして人工股関節へ転換した場合、筋力回復には長時間を要するが、予後は全体として良好である。人工股関節への転換術は股関節固定者における隣接関節症状緩和のための最も合理的な対処法である。
- 全国障害者問題研究会の論文
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