リン酸カルシウム系結晶化ガラス(PGC)の接着強さに及ぼす表面処理の効果

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概要

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リン酸カルシウム結晶化ガラス(PGC)の歯科用接着材に対する接着強さを向上させるために,PGC表面を各種金属イオン(Sn^<2+>,Al^<3+>,Fe^<3+>,Mg^<2+>,Co^<2+>,Cu^<2+>,Ni^<2+>,La^<3+>,およびZn^<2+>イオン)を含むモルダントで処理した.スーパーボンドC&Bを接着材として用いた場合,Sn^<2+>,Al^<3+>およびFe^<3+>イオン処理で接着強さが改善された.パナビア21EXではSn^<2+>イオン処理のみ効果が認められた.接着強さの向上には4-METAあるいはMDPのような接着性モノマーの存在が必要であった.また,シランカップリング剤の処理,あるいは,モルダント処理の前処理として,塩酸,硝酸,そしてクエン酸の処理は効果が認められなかった.
2008-01-25

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