情報ネットワークとデータベースを活用した教育支援システムの構築と実践
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概要
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本研究では、学外実習における教育効果を高めることを目的として、情報ネットワークとデータベースを活用した教育支援システムを構築し、そのシステムに基づく教育を実践することにより、情報技術(IT:Information Technology)を活用した教育効果の可能性を分析・考察した。データベースの活用では、平成16年度に蓄積したデータと平成17年度のデータ双方を活用した教育実践を行った。情報ネットワークとデータベースの構築およびそれに基づく教育実践では、学内のCATV(ケーブルテレビ)インターネット回線を活用した。教育支援システムの構築では、平成16年度実施した実習状況の音声付動画をリアルタイムに配信・受信するシステムと、学生・教員・施設教職員が意見・感想・コメントを共有できるレポート共有システムの構築をさらに改善・展開して実施した。情報技術を活用した教育実践では、実習状況の動画と音声をリアルタイムに送信・受信することにより、実習に参加していない学生が実習状況を大学内で観察することを可能にするとともに、平成16年度に不十分であった音声等の機能的改善をすることにより、より効果的な教育実践が可能となった。レポート共有システムの活用では、学内LANまたはインターネット経由で何時でも何処からでも実習に関する学生のレポート(意見・感想等)と教員・実習先施設教職員のコメントの書き込み・閲覧を可能にするとともに、平成16年度の実習レポートを参照することにより、蓄積データを活用したより効果的な教育を実践した。本研究では、情報ネットワークとデータベースを活用した教育支援システムを構築し、学外実習に活用することにより、情報技術を教育実践に生かすことの教育効果の可能性が示された。
- 北海道教育大学の論文
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