束縛状態の理論 : 「異説」重陽子の話
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概要
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この論文では、相対論的B-S方程式で、二つのスカラー核子が、スカラー中間子によつて作られた束縛状態をハシゴ近似で議論する。与えられたBinding Energyに対して、結合定数を固有値として出す。そして波動函数も作る。非相対論的近似で同じ方法をつかうとYukawaポテンシヤルの場合のSchrodinger方程式からBinding Energyと結合定数の関係と波動函数が出る。重陽子に対しては、central potentialだけにするとg^2/4π=68(=15に対応するもの)。波動函数は複雑だがHulthenのものに数値的に極めてにた型になる。これまでとけないことが定説になつていた問題をとくのだから目にツバをつけてよんで下さい。
- 素粒子論グループ 素粒子研究編集部の論文
- 1965-01-20
著者
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- Progress in Elementary Particles and Cosmic Ray Physics, Vol. 8, North-Holland, 1965, 393頁., 16×23cm, 5,400円.
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