15. 場の理論に於ける基底状態のRitz-Templeの方法による取扱
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概要
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Ritsの方法による状態の取扱は中間結合理論に於て場の理論でもその有効性を発揮したが、trial functionとして摂動論から得られる解をもとにすると摂動勢力と関連して基底状態が論ぜられる。§Iでは核子の正勢力状態間の遷移による2次の自己努力が発散すると真空勢力の核子-中間子の相互作用によるずれを無視すれば核子の基底観測質量は負の無限大になることを証明する。§IIではHurstの注意した様な高次のdiagram数の急増が起る場合即ち2P次の摂動勢力のdiagram数がP!個あるに拘らず、その級数は収斂する場合をRosenの1次元量子電磁力学について示し、Ritsの方法で基底勢力の近似値を求め、Templeの定理でその誤差を評価する手段を検討する。
- 素粒子論グループ 素粒子研究編集部の論文
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