凝集力の場の相互作用I([II]量子電磁力学)
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概要
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又か、と思はれる方が多いと思ひますが、一寸考えたことをごたごたと並べて書きます。凝集力の場、所謂C-中間子と陽子の相互作用は多くの人々によつて議論されていますので、むし返すのは恐縮ですが、その要点は、C-中間子の場の導入によつて、陽子の電磁的相互作用と打消して、陽子と中性子の質量差が(適当な計算法により)実験と合う様にできるが、その際C-中間子の質量は相当小さくとらねばならず、従つて、C-中間子の変換による陽子-陽子間の力が、クーロン場を相当の範囲にわたつて変え、引いては、Mirror-Nucleiの質量差の説明に困難を来して来る。その他、宇宙線の方からも400me程度より質量を軽くすることは、差支がある様にきいています。又、勿論、よく云はれる様に、Higher-orderではだめでしよう。以下、上の様な議論に出てくる、凝集力の場としてのC-中間子の外にあらはれるときの種々の困難をにげることを考えてみます。ついでに、若し、C-中間子と云う新粒子(?)を消去できれば更に都合がよいわけですが。
- 素粒子論グループ 素粒子研究編集部の論文
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