プライバシー保護を実現するUHF帯RFIDセキュリティ方式の開発(システムオンシリコン,RFID技術及び一般)
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概要
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近年,UHF帯(860〜960MHz) RFIDは,物流・流通分野等における利用が見込まれており,その利便性(通信距離,読取時間)から多数の物品管理の業務効率向上等の効果が期待できる.しかしながら,現状のUHF帯RFIDは,記憶した情報及び固有IDの不正読み出し,改竄により,プライバシー問題や企業の情報漏えい等に発展する可能性がある.これらの課題に対し,UHF帯RFIDの利便性(通信距離,読取時間)を失うことなく,セキュリティ機能を持つRFID(以下,エアーセキュアRFIDという)を実現する為,まずセキュリティ要件を明確化し,セキュリティ要件を満たすセキュリティ方式を開発した.そして,机上計算により,エアーセキュアRFIDの利便性(通信距離2.8m,読取時間8.0ms/個)とセキュリティレベルを評価し,本方式がセキュリティ要件を満たしている事を確認した.
- 社団法人電子情報通信学会の論文
- 2007-12-03
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