生態学の視点から昆虫の生理を考える(<特集1>分子レベルから生態現象へ : 生理生態学の展開)
スポンサーリンク
概要
- 論文の詳細を見る
生態学と生理学の乖離は、それぞれの問題設定の違いから生じたのだとする見方もあるが、生態学と生理学の両方の手法を使って同じ問題にアプローチすることで、新しい展開が生まれる局面は多いと思われる。昆虫の生理学と生態学の境界に生じる課題には、栄養生理、呼吸(エネルギー収支)、水収支、体温調節、免疫、感覚など様々なものがあるが、ここではおもに体温調節についての話題を提供する。また、個体レベルの生理学とフィールド生態学の境界領域の開拓には、古いテーマに新しい手法を導入することが良策であることを述べる。
- 2007-11-30
著者
関連論文
- 根室半島のマルハナバチ相 : 特に北海道の希少種ノサップマルハナバチに対する外来種セイヨウオオマルハナバチの影響について
- 静岡県桶ヶ谷沼地域における絶滅危惧種ベッコウトンボ(Libellula angelina)の遺伝的多様性
- 生態学の視点から昆虫の生理を考える(分子レベルから生態現象へ : 生理生態学の展開)