Strange Neutrinoの導入と素粒子のモデルについて(II) : Fermi粒子のBohr型模型と大前の規則性について
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概要
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この論文では前論文(I)で省略した点を補足しながら、Formi粒子のBohr型模型を具体的に作にあげた。模型の細かい点に関係しない結論として次のことを強調したい。QEDは実験をよく説明したが、QMDではstatic 近似以外は殆んど実験と定量的に合わぬ。この理由としてQMDでは結合常数が大きいからとか、種々の重い粒子の影響とか云々いわれているが、本当はQMDで取扱う粒子が殆んどすべて構造をもつから、構造を考慮しない理論が悪いのであつて、構造を考慮するならQMDの適用範囲はもつと広いであろう、というのが我々の結論である。従つて構造のない電子と光子だけを取扱うQEDが成功したのも当然というわけである。そしてstatic近似は大変よいと認められるので、大いに活用して欲しいものである。
- 素粒子論グループ 素粒子研究編集部の論文
- 1960-06-20
著者
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