原子レベルでの電子顕微鏡学 : レンズ結像型電子顕微鏡コントラスト(第21回物性若手「夏の学校」開催後記)
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概要
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最近の高性能の電子顕微鏡はその分解能が著しく向上し,点間隔で3Å,結晶の格子面間隔に対応する縞で0.72Åの写真が写されるようになっている。しかし,このような電子顕微鏡を用いて結晶や分子内の一つ一つの原子を観察するのには様々な困難な問題が存在する。以下,1)空間に孤立した単原子と,2)結晶内に配列した原子を可視化する場合の結像の原理についての概要を述べる。
- 物性研究刊行会の論文
- 1976-12-20