図書館サービスの新たなる可能性に向けて : シンガポール国立図書館の取り組み(<特集>シンガポールのいま)
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概要
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1995年の国立図書館庁発足後,シンガポールの図書館サービスは大きな発展を遂げている。その背景には国立図書館庁の法定機関としての財政・人事面での自主性や,各国の図書館や国内の各種機関との業務提携がある。今や国内には公共図書館がバランスよく整備され,国民は世界最高水準のサービスを日常生活の中で気軽に享受できるようになった。2005年の新国立図書館の完成後は,豊富な蔵書やオンラインデータベースなどの様々なコンテンツと高度な能力を持った専門司書による,レファレンスサービスや電子図書館サービスの開発を積極的に進めている。今後は情報提供のスピードと信頼性,司書の専門的能力の向上がより一層問われるようになるだろう。
- 2008-01-01
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