高齢者のニオイ識別能 : 2つの識別検査の結果
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概要
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The smell identification Test (SIT ; 12 odors) developed in the USA is used as a test of olfactory function world wide. This test can be self-administered and use microencapsulated odorants which are released by scratching the standardized odor-impregnated test booklet. The odor stick identification test for Japanese (OSIT-J) was developed in Japan. OSIT-J includes 13 odor items familiar to Japanese people. We studied the suitability of CC-SIT and OSIT-J on elderly Japanese people. The age range of the group was 50-87. The odor identification rates on the CC-SIT were 69% in fifties, 70% in sixties and 59% in seventies. The odor identification rates on the OSIT-J were 76% in fifties, 74% in sixties and 66% over seventies. The average CC-SIT score was lower than that of OSIT-J. The 13-odorant OSIT-J was found to be suitable for testing elderly Japanese subjects. Findings from this study emphasize the importance of identifying test odorants that may have a cultural bias. This study indicated that the OSIT-J is a useful olfactory function test for clinical practice in Japan.
- 福岡歯科大学学会の論文
- 2007-12-31
著者
-
原田 博文
福岡歯科大 耳鼻咽喉科
-
原田 博文
福岡歯科大学耳鼻咽喉科
-
市川 大輔
福岡歯科大 耳鼻咽喉科
-
今村 明秀
福岡歯科大 耳鼻咽喉科
-
市川 大輔
福岡大学耳鼻咽喉科
-
今村 明秀
福岡歯科大学耳鼻咽喉科
-
原田 博文
福岡大学医学部耳鼻咽喉科学教室
-
市川 大輔
福岡歯科大学総合医学講座耳鼻咽喉科学分野
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