日本における産学間の組織的研究協力に関する研究
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概要
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日本では産学連携が活発になっており,企業が大学へ提供する研究開発費は増加している。その中で企業と大学との間での組織的な連携を志向する連携も行われている。この「組織的連携」は,大学と企業が契約や協定などを締結して,研究や人材交流などを行うものであり,従来みられなかった連携である。本研究は,「組織的連携」の中で研究協力活動(「組織的研究協力」という。)を対象とする。最初に,企業や大学へのインタビューにより組織的研究協力の目的,現在の効果を明らかにする。次に京都大学と九州大学の事例研究から,各事例におけるこれまでの経緯,組織的研究協力の内容を整理する。最後に,これらの分析をベースに,組織的研究協力を行うための大学・企業双方の連携窓口の体制,連携のマネジメント体制などについて考察を行う。
- 研究・技術計画学会の論文
- 2007-10-31
著者
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