福祉の担い手
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概要
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従来、福祉は、「福祉行政」という形で、国と自治体とが一体となった「公」が担うのが一般的であった。ところが今日、地方分権の下で国と自治体の役割の明確化が要求され、国民の「連帯」意識に基づき福祉の一部を社会保険の保険料の拠出をもって国民が担い、地方自治法に新しく取り入れられた指定管理者制度は、福祉サービスの供給主体に民間事業者を考えている。国民の福祉ニーズが拡大・多様化し、福祉サービスの合理化・効率化が求められる状況の下、福祉の担い手として誰が適当なのか、今一度検討を要する。