産業の情報化と地域空間の変容 : 最近の企業情報化動向からの考察
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概要
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本稿では、わが国の主要産業における情報化投資の最近の動向を把握するとともに、製造業、運輸業、金融業、電力・ガス業などこれまで情報化投資が活発に行われてきた産業をとりあげ、それぞれの情報化の特徴を整理した。近年経営戦略と結びついた高度な情報化においては、業種によって情報化の目的や重点に違いがみられ、情報ネットワークの形態も多様化している。また、人や物はフットルース化・分散化が進む一方で、情報の流通はネットワークの中心となる都市にますます集中し、集権的な構造が強まっているとみられる。ただし、一部の地域性の強い産業における情報化は、一極集中の構造に対抗する情報の流れを形成している。
- 京都創成大学の論文
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