聴覚障害学生への情報保障の取り組み : 学生コーディネーターの導入による実践と課題
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概要
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本学では、平成16年度から聴覚障害学生への情報保障の一貫として、ノートテイクによる筆記通訳を行っている。ノートテイカーとして聴覚障害学生への支援に携わっているのは本学の学生である。平成18年度からは、聴覚障害学生とノートテイカーを仲介する立場として、学生コーディネーターの導入を試みた。本稿は、平成18年度の聴覚障害学生への情報保障の支援体制と学生コーディネーターの役割についてまとめた。結果として、ノートテイカー自身の自主性が芽生え、主体的に活動するようになったこと、ノートテイカーと聴覚障害学生が'支援する側''支援される側'という関係から、対等な立場で議論できるようになったことがあげられる。また、今後の課題として、セミナーおよび演習におけるノートテイク手法の開発、学外での現場実習を円滑に行うための支援体制の構築、障害学生への総合的な窓口の開設に取り組む必要性についても取り上げた。
著者
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