安静時エネルギー消費量の測定に影響を及ぼす要因の検証
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概要
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本研究の目的は、健康な女子大学生を対象に、特定の因子が空腹時の安静時エネルギー消費量にどの程度影響するかを検討した。特定の因子として、測定中の睡眠の影響、測定前日の夕食の食事内容の違い、前日の食事からの絶食時間の違いを検討した。その結果、1)睡眠時のエネルギー消費量は覚醒時と比較して14%低値であった。2)前日の夕食が、全員統一の決められた食事か、各自で自由に摂取した食事かの違いで、安静時エネルギー消費量に影響するとは言えない。3)前日の食事を自由に摂取した場合でも、前の夕食から13時間以上経過していれば、食事の影響が少ないエネルギー消費量値が得られる。また、脈拍の増加はエネルギー消費量に影響を与えることから、安静状態における代謝の測定時は、脈拍をモニターし安静状態であるか確認する必要がある。
著者
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