環境教育教材としての野菜栽培の利用に関する研究 : (第2報)二,三の天然土壌改良資材が数種野菜の生育に及ぼす影響
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概要
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近年,環境教育の重要性が高まり,その実践方法が課題となっている.本研究では,環境教育教材としての野菜栽培,特に地域資源や天然物質を土壌改良材として利用する栽培方法について検討し,コンテナを使用した野菜栽培学習に役立つ二,三の知見を得た.(1)東京都新島村で産出されるコウガ石をコンテナ用土に20%混合することによって,供試したコマツナの生長が,慣用土区より10〜20%旺盛なことが示された.(2)ワームゴールド(ミミズの糞)を用土に15%添加することにより,供試したホウレンソウ,キョウナおよびラディッシュの生長量が,慣用土区の1.1〜1.4倍となった.(3)以上の結果,天然素材の新島のコーガ石およびワームゴールド(ミミズの糞)が,栽培学習における環境教育教材として十分に利用できるものと考えられた.
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