事業リスクと災害リスク管理の統合効果
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概要
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多くの企業において,事業リスクと災害リスクは管轄される部署が別になっており,オプションや保険といったリスクヘッジが統合的になされていない。その結果,過剰なヘッジによるコスト高を招いている可能性が高い。本論文においては,2つのリスクが無相関であることを利用した統合戦略を提案する。具体的には,事業損失と災害が同時に起こっても倒産しないために,その損失合計を自己資本以下に抑える必要があり,自己資本を超過する金額を保険金とし,その保険料を追加オプションで手当てする方式である。最適化手法を用いた個別管理方式に比べて,この統合管理方式が持つ効果を理論評価し,それをケーススタディで実証する。
- 関西学院大学の論文
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