Quarkoniumモデルによる深部非弾性終状態相互作用の因子化(ハドロンの深部構造,研究会報告)
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概要
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深部非弾性e-p散乱におけるパートン模型において,仮想光子を吸収したquark-partonが,自由粒子のように振舞っている事が, Bjorken scalingを導びくにおいて重要な条件となっている。しかし,この事はquarkの閉じ込めとは矛盾している。カラーの中和のためのfinal state interactionが働いているはずで,普通この部分は,全振幅からfactorizeして,確率1でquarkのハドロン化が行なわれると想定している。我々はquarkonium modelでこのfinal state interactionの因子化を考察した。
- 素粒子論グループ 素粒子研究編集部の論文
- 1980-07-20
著者
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