iii) Deep Hole状態についてのコメント(Comments,III 高スピン状態などに関する集団運動モード,原子核間衝突と高励起の諸要素,研究会報告)
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概要
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Deep hole状態という語の定義はかなりあいまいである。軽い核か重い核かで違った意味をもってきてもおかしくはなく,重い核としても何をもって'deep'とするか明らかにする必要がある。なにより大切と思われることは,どういう実験的手法で観測されるのかを推定することであろう。ここではA(a,b)B型核子移行反応により観測される'deep hole'状態に対象をしぼり,核Aは質量数90前後から200前後のものとする。'Deep'という語の物理的描像は中性子のholeの場合はっきりした一つの定義が可能である。(中性子holeに対応する陽子準位が完全につまっている場合中性子holeはdeepと言ってよく, hole状態はアイソスピンの対称性にもとずき特徴的な分岐をする。)以下いくつかの個人的考察を述べる。
- 素粒子論グループ 素粒子研究編集部の論文
- 1980-04-20
著者
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- 研究会報告(核内における核子以外の自由度,研究会報告)
- 中性子移行反応で見出されるDeep Hole StateとIAS(Highly Excited States of Nuclei and Related Topics(基研),研究会報告)
- iii) Deep Hole状態についてのコメント(Comments,III 高スピン状態などに関する集団運動モード,原子核間衝突と高励起の諸要素,研究会報告)
- M. Baranger and E. Vogt 編: Advances in Nuclear Physics, Vol. 5, Plenum Press 1972, 484 ページ, 23.5×16cm, 7,420円
- S.M. Austin and G.M. Crawley 編: The Two-Boy Force in Nuclei, Plenum Press, New York and London, 1972, 390 ページ, 26×17.5cm, 9,000円
- B. L. Cohen: Concepts of Nuclear Physics, McGraw-Hill, New York and St. Louis, 1971, 435 ページ, 23.5×17.5cm, 5,900 円
- 24. 代数的方法による殻模型の取扱い(Medium Mass Nucleiの核構造,研究会報告)