e-d, e-p散乱による電子の弱中性カレントの結合定数の決定
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概要
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電子のneutral currentの結合定数の値を弱い相互作用のmodelによらない方法で解析した。結果は,e-d, e-p散乱のdataは共にWeinberg-Salam modelを支持し,電子のvector-like modelとは一致していない。この結論はsea quarkを無視した場合,3種類の分布関数を使った場合のいずれの場合でも変らなかった。Weinberg-Salam modelでのA/Q^2のx-依存性についても調べた。3種類の分布関数を使ったが,関数による差は小さかった。sin^2θ_Wの正確な値を得るためにはyの大きな所で実験を行なうべきだとの結論を得た。
- 素粒子論グループ 素粒子研究編集部の論文
- 1979-01-20
著者
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