HadronのUniversal Quark-orbital Regge Trajectory
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概要
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hadron内部のquarkの軌道角運動量を用いて、Regge trajectory (quark-orbital trajectory)をつくると、hadronのスピンを用いるChew-Frautschi plotよりはるかに規則的であることを,現在わかつている共鳴データの整理によつて示す。SU(6)の既約表現ごとに一本のuniversal slopeを持つquark-orbital trajectoryがあり、これにspin-およびunitary spin-交換力、λ-quarkの質量のズレが加わつて、現実の質量スペクトルがほぼ再現される。SU(6)の既約表現の間の差、spin-およびunitary spin-交換力の強さは、meson, baryonとも、ほほ同じである。Gell-Mann-Okubo質量公式は重い質量までかなりよく成り立つている。L^^→.S^^→力はmesonでは上記の力と同程度にきくが、baryonでは、その影響ははつきりしない。このpatternからExchange Degeneracyはmesonの方がbaryonよりよいこと、baryonの多くの見かけ上のparity doubletの存在とその欠落部とが自動的に導かれる。強い相互作用を本質的に支配しているのはquark-orbital Regge trajectoryであることが示唆される。
- 素粒子論グループ 素粒子研究編集部の論文
- 1972-01-20
著者
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