動脈脈波と指尖脈波の速度測定システム
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概要
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最近動脈硬化の度合いを診断する方法としてbaPWVおよびCAVIが用いられている。これらの測定には心音計とカフによる脈波計からの信号の同時計測がなされている。今回開発したシステムでは、PVDFピエゾフィルムを用いた接触型マイクロフォンとカフとセラミック圧力センサーを組み合わせた複数の脈波計からの信号を、スタンドアローン動作が可能なUSBデータ収集モジュールをPCに接続して、同時にデジタル変換して収集できる。大動脈壁の硬化の計測には神経の影響が少ない位置での計測が要求される。一方、鍼灸医療においては逆に神経の脈波に対する影響を調べることにも関心がある。そのために手や足の指での指尖脈波も同時に計測することで、手や足での脈波の速度を導出して神経作用との関連を研究する手段となる可能性を調べた。
- 関西医療大学の論文
著者
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