暑熱環境下の運動における水分摂取の重要性
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概要
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本学の男子陸上競技部員12名(長距離3名,瞬発系9名)を対象に3日間の夏期合宿練習時における水分摂取量を調べた。初日と2日目は午前(9:00〜11:30)と午後(14:00〜16:30)の2部練習,3日目は午前のみ,合計で5回の練習を行った。任意に水分補給した練習後の体重減少は1.1±0.6%であった。長距離選手の体重減少(1.5±0.6%)は短距離選手(1.0±0.6%)に比べ大きかった(p<0.01)。練習による真の体重減少(体重減少分と摂取水分量の和)は,最も多いのが長距離の初日午前(3.5±1.1%),5回の平均で2.7±0.9%であった。短距離(5回の平均1.7±0.9%)は長距離に比して少なく(p<0.01),2%を超えるのは初日の午前のみであった。体重減少,水分摂取量の個人差は大きく,体重減少分を把握した上である程度意識的に調整して水分補給する必要があるものと考えられた。
- 自治医科大学の論文
- 2006-12-01
著者
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