帯広市内で見られた急性胃ヘテロケイルス症の4症例
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概要
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本症が帯広市内の一医療機関で1971年6月から1973年10月までの29ケ月に4例が感染の初期に発見され,いずれも内科通院2日で摘出治癒がなされた。日本人独得の生魚食の習慣を考え,また過去の文献から考案するに,この種疾患は初感染時,未発見のものがまだかなりあるかも知れないことを念頭において,食品衛生上,一考の余地があると考え報告した。なお本症をE. SCHAUMとW. MULLERの文献考察の上,臨床上,急性胃ヘテロヶイルス症と呼称することに同意を表した。
- 帯広畜産大学の論文
- 1974-09-25