女子学生における健康意識と生活習慣
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概要
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女子学生を対象とする健康教育プログラムを作成するための前提として,健康意識ならびに生活習慣に関するアンケート調査を実施した。学生の42%が自己の健康状態を「よくない」もしくは「あまりよくない」と評価した。また,ほとんどの学生が疲労自覚症状を数多く訴え,その平均愁訴率と健康状態の主観的評価の間に関連性(r=-.437)が認められた。学生の生活習慣の特徴を明らかにするために,HPLPIIを用いて測定したところ,その総合判定指数であるHPLPIIスコア平均値は標準値とほぼ一致していた。ただし,下位尺度をみてみると,「人間関係」と「ストレス管理」で標準値を有意に上回っていた一方で,「身体活動」と「栄養」では逆に標準値を有意に下回っていた。なお,今回の調査を通して,全体の7.1%にあたる学生は,必ずしも健康を指向していないことが明らかとなった。
- 桜花学園大学の論文
- 2001-03-31
著者
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