Intrathecal methotrexate and intravenous VP-16 combined with irradiation for the treatment of primary central nervous system lymphomas

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概要

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• 我々は中枢神経原発悪性リンパ腫の患者で,放射線療法と化学療法を組み合わせた場合と,放射線療法単独の治療効果を回顧的に比較し,同時に副作用である白質脳症との相関も調べた。(方法)当院で治療した,16人の免疫不全のない中枢神経原発悪性リンパ腫の患者をメソトレキセートの髄腔内投与と,VP-16とデキサメサゾンの静脈内投与による化学療法と放射線治療を両方行う群(8人)と,放射線治療単独群(8人)に分け効果や副作用を比較した。(結果)両方の治療を受けた群で有意に生存期間が延長した(p=0.038)が,この群のうち半数が白質脳症を発症し,メソトレキセートの総投与量と相関した(p=0.047)。(結論)メソトレキセート髄腔内投与を含む化学療法と放射線治療の組み合わせは,中枢神経原発悪性リンパ腫患者の生存期間を延長するが,メソトレキセートの投与量と白質脳症の発症とは比例するため,注意深い観察が必要である。

• 2003-12-01

著者

• Masuzawa Toshio

  自治医科大学脳神経外科学教室

• Masuzawa Toshio

  自治医科大学脳神経外科

• Miyawaki Takahiro

  自治医科大学脳神経外科学教室

• Shinoda Souji

  自治医科大学脳神経外科学教室

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