H.264シンタックス要素を応用したワンセグフレーム補間技術(モバイルと放送の融合,一般)
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概要
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ワンセグサービスの画像圧縮方式は,H.264/AVCが採用されている。H.264/AVCのシンタックス要素であるマクロブロックタイプや動きベクトルなどの情報を応用した映像フレーム補間技術を開発した。ワンセグサービスの視聴環境は,携帯端末などの2,3インチ程度の画面サイズが主流となっている。また,フレームレートの規格として最大15フレーム/秒であり,これは地上デジタルテレビジョン放送ハイビジョンサービスの30フレーム/秒に対し半分以下である。そのため,7インチ程度の比較的大きな画面サイズの場合には,動きの大きな映像シーンで不自然さが目立ってしまうという問題がある。そこで,動きの不自然さを軽減させるために,ワンセグサービスの映像に擬似的に作成した中間画像を挿入し,フレームレートを倍にする補間技術の開発を行った。本技術によりH.264/AVCのシンタックス要素を応用したことで,処理能力の比較的制限されたプラットホームにおいてもフレーム補間が可能となった。
- 2007-09-13
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