通信線伝導雑音規格に対するスイッチング電源ノイズの影響に関する基礎検討(部品・照明・デバイス・材料技術関連,一般)
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概要
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最近、通信用ポートをもつ装置のEMI規格に新たな規格が追加になった。これは装置の通信用ポートへ出力される伝導雑音を制限する規格で、本年8月からヨーロッパ規格(EN55022)やオーストラリア規格(AS/ACIF S002)が発効となり、今後新たにリリースする製品はこの規格への適合が必要である。また国内VCCIも同規格の追加改訂が本年4月に行われ、現在適用時期について検討が行われている。これまで伝導雑音に関する規制は装置の入力側商用電源へ帰還される雑音についてのみ行われていた。今後は装置内の電源から見て負荷側にある通信線へ出力される雑音を規格値内に抑える対策も考慮する必要がある。この通信線伝導雑音規格に対するスイッチング電源から発生するノイズの影響についてはまだ十分検討されていないようである。そこで本論文では、スイッチング電源から発生する雑音が通信線伝導雑音にどのように影響するか、また規格をクリアするにはどの程度の対策が必要となるのかを、SPICEによる解析で基礎的な検討を行ったので報告する。
- 社団法人電子情報通信学会の論文
- 2007-08-31
著者
-
久永 光司
NECインフロンティア(株)
-
宮本 二郎
Necインフロンティア(株)
-
久永 光司
Necインフロンティア株式会社
-
内堀 滋
NECインフロンティア(株)
-
輿水 克也
NECインフロンティア(株)
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