副腎血管撮影の技法(技術)
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概要
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選択的副腎静脈撮影は副腎静脈血中のsteroid assayも同時に施行できるので,副腎疾患の診断にきわめて有用である。しかし,中心静脈は通常,単数なので,そこへのカテーテル挿入が失敗した際には,全く診断的価値がない。一方,副腎動脈は三本の動脈により栄養されているので,そのいずれかの動脈へカテーテルを挿入すればある程度,副腎が描出されるはずである。著者は選択的副腎静脈撮影および選択的副腎動脈撮影の技法について概説し,後者では薬物的副腎動脈撮影を用いることによりより明瞭な副腎像が得られることを示すとともに,左副腎の描出には中副腎動脈への造影剤注入が最もすぐれている事を強調した。
- 千葉大学の論文
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