大豆種皮の裂皮に関する研究 : 第1報 種皮の裂皮発生について

元データ 1980-01-15 日本作物学会

概要

大豆種皮の裂皮発生要因を明らかにするため,主として昭和53年度の西日本各農試における試験成績を用いてその解析を試み,大要つぎのような結果を得た。1)品種別にみた場合,裂皮粒の発生は概して大粒種ほど(百粒重が大きいほど)多かった。2)栽培時期的には,作期が早いほど裂皮が多く,播種期および開花期との間には負の相関がみられるが,播種期よりも開花期との間の相関がやや高かった。3)栽植様式・密度との関係では,密植の場合裂皮粒が少なく,栽植様式面では株間よりも畦幅の影響が強くみられ,畦幅が狭いと裂皮粒の発生が多い傾向にあった。4)登熟期間における気象要素と裂皮粒発生との関係では,降水量とは負の相関が,また積算気温とは正の相関がみられた。なお,登熟日数が多くなるほど裂皮粒の発生も多くなる傾向がうかがわれた。

著者

田岡 昭敏 四国農試
田岡 昭敏 四国農業試験場
池田 鐘一 四国農業試験場

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