水田裏作における青刈エンバクの短期栽培について : 播種期と刈取期との関係
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概要
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1エンバク(前進)を多肥密条播下で1度刈短期利用する場合の合理的な播種期と刈取期の関係を検討した。2草丈,茎数,節間長の推移から,年内生産が期待できる秋まき限界は10月中旬とみられた。3生草重は穂ばらみ期前後が最も高いが,乾物重は出穂期を過ぎても増加を続けた。粗蛋白収量は,8〜10月まきが刈取期による変異が小さく,11〜5月まきは生育中後期に急激な増加が見られた。48,9月まきは秋〜冬利用型,11〜3月まきは春利用型,10月まきは中間型であった。各播種期別の刈取適期間は,8月まきで11月中旬〜12月下旬,9月まきで12月中旬〜2月中旬,10月まきで2月中旬〜4月下旬,11月まきで4月中旬〜5月上旬,12月まきで5月上旬〜5月下旬,1〜3月まきで5月中旬〜6月中旬と判断された。
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