台湾の4日間 : 日本と台湾の学生間の文化・英語コミニュケーション
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概要
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大学の英語学部の主たる目標の一つは、学生が実生活において英語でコミュニケーションするようにさせることである。しかしながら、これを達成することはなかなか容易ではない。本稿は中華民国(台湾)で18人の日本人と24人の台湾人の学生が交流した、短期文化交流プログラムについて報告、分析する。英語が参加学生の唯一の共通言語であるため、学生たちはあらかじめ計画された活動のみならず、夜自分たちの部屋でも英語で話をした。このことは、参加者がみな、第二言語として英語を学ぶ学習者の場合、間違いを気にするより、コミュニケーションをすることに関心がはらわれるということを示唆している。学生も、台湾人の学生と英語で意思疎通をするより、英語を母語とする人と話すときのほうが理解が困難であると述べていた。長期的な効果をみきわめるにはさらなる研究が必要であるが、今回の発見点は、かなり短期のプログラムでも学生の言語や学習態度に直接的な影響がみられることを示している。
著者
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