語学学習生を対象としたフィルムスタディ(映画学)におけるディスコースコミユニティへの取り組み
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概要
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「内容を基盤とする教授法」に対する関心の国際的な広がりは、これに続いて効果的な教育学的メソッドの需要を生み出している。このタイプの教育において散見される問題は、個々人の学生にどの程度の学習が適切であるかの定義づけ、更に学生たちが個人的体験と現在取り組んでいる学術的分野をどのように結びつけるかの定義づけの難しさにある。この論文では、特定分野における授業が、独自の体系と一定の知識を持つディスコースコミュニティ(ある目的や価値観を共有する人たちで形成されている言語社会)の周辺層に学生を取り込む事を論じている。ディスコースコミュニティの概念を十分に利用する教師は、学生たちが現在学習している分野の体系をより明確に理解し、実存するディスコースコミュニティでそれぞれの役割を果たす助けとなる。この論文では、ディスコースコミュニティの概念を英語を母国語としない学生にフィルムスタディ(映画学)を教える際に発生する問題に応用することを提案している。13週間にわたる授業を考察した結果、ディスコースコミュニティへの取り組みがどのようにコグニティブアパレンタティス(特定分野における学習初心者)である学生たちの発展を助ける事ができるかを提案する。
- 2006-12-20
著者
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