教師の視点からみた思春期の子どもの評価懸念に関する研究
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概要
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本研究では,教師が,思春期の子どもの評価懸念をどのように認知しているかについて検討することを目的とした。小学校・中学校・高等学校でクラス担任をしている29名の教師と,そのクラスに属する子ども826名を対象に,質問紙調査を行った。結果から,教師は男子と比べて女子の評価懸念が高いと認知していること,中学校の教師よりも小学校の教師のほうが子どもの評価懸念を高く評定し,小学校の教師よりも高校の教師のほうが子どもの評価懸念を高く評定していることが明らかとなった。また,教師による子どもの評価懸念の評定と子ども当人による自己評価とを比較検討した結果,担任する子どもの年齢の上昇にしたがって,子どもの評価懸念はとらえにくいものになっていくことが示唆された。
- 香川大学の論文
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