二重層コンデンサを用いた燃料電池用コンバータの出力保持時間解析
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概要
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クリーンエネルギーとして注目されているが、負荷急変に弱いといわれている燃料電池と、急速充放電には強いが、エネルギー密度が低い電気二重層コンデンサを組み合せ、お互いの長所を生かすハイブリッド電池はすでに提案されている。このシステムの出力調整をDC-DCコンバータで行う際のメリットとして、コストの削減あるいはシステムの小型化の可能性が挙げられる。これは、コンバータ出力の急激な変動時に、電気二重層コンデンサの電流アシスト効果によって、負荷平準化が可能となり、小容量の燃料電池を用いることが可能なためである。しかし、システムの小型化に対する定量的な評価はまだなされておらず、そのためには、まず、急変したコンバータの負荷電流と、それをある時間だけ保持するために必要な燃料電池容量と二重層コンデンサ容量との関係を明らかにする必要がある。そこで本研究では、このシステムについて、燃料電池から最大定格を超える電力を取り出す際の負荷電流、燃料電池の最大供給電力とその内部抵抗、そして電気二重層コンデンサ容量などのパラメータとコンバータ出力保持時間との関係をシミュレーションと解析により、定量的に明らかにしている。
- 崇城大学の論文
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