企業の社会性概念に関する一考察 : 企業と非営利組織(NPO)との協働の方向性
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概要
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企業における社会性に関する研究は,1920年代以降様々な視点からそのアプローチが試みられてきた。それらの諸研究から企業における社会性という概念の変遷を顧みることにより,それらの概念の捉え方の違いを把握する。そして,企業における社会性概念を捉える一方法として,近年において企業を取り巻く多様なステークホルダー(利害関係者)との良好な関係づくりを重視する,「企業の社会的責任(CSR : Corporate Social Responsibility)」の概念について,コーポレート・ガバナンスとの関連において概観する。特に,このような企業を取り巻く多様なステークホルダーのなかでも,地域コミュニティの一つにあげられる非営利組織(Non-profit Organization : 以下NPO)との関係について焦点を合わせ,企業とNPOとの連携・協働活動の可能性について,さらにそのコーディネート機能としてのインターミディアリー(中間支援組織)の役割についても考察を加える。
- 自由が丘産能短期大学の論文
- 2007-06-30
著者
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