学校現場における高機能広汎性発達障害を巡る諸問題
スポンサーリンク
概要
- 論文の詳細を見る
この論文では,現在,学校現場において様々な問題の要因となっている軽度発達障害児,中でも高機能広汎性発達障害の子どもに焦点をあて,その対処方法を考察した.問題の原因は,教師たちが診断を巡る様々な問題によって混乱しているからと思われる故,診断に関する様々な視点を述べた.そして,問題を克服するため,個々の障害毎に,子どもたちが見せる問題行動の特徴を正確に描写することを試み,それを受け止めるための知的枠組みを提供するよう試みた.また,今日的に,この概念を必要とする親や教師の社会的,教育環境の状況を考察し,最後に,障害児にかかわる際に教師たちが陥りやすい逆転移に言及した.
- 2007-03-31
著者
関連論文
- 胎児異常の告知を受けた母親のカウンセリング場面の相互交渉の分析--発話の特徴とカウンセラーの役割
- 胎児異常の告知を受けた母親の妊娠中から出産後1年までの悲嘆過程
- 修士修了直後,ならびに臨床心理士資格取得後の研修,スーパービジョン等についての追跡的研究(3)
- 修士修了直後,ならびに臨床心理士資格取得後の研修,スーパービジョン等についての追跡的研究(2)
- 修士修了直後,ならびに臨床心理士資格取得後の研修,スーパービジョン等についての追跡的研究
- 学校現場における高機能広汎性発達障害を巡る諸問題
- 臨床・障害7(849〜856)(部門別研究発表題目・質疑応答・討論の概要)
- 臨床青年心理学研究 (VII) : 同一性障害の症例に関する考察
- 登校拒否・家庭内暴力・働くということ : 症例 M を通しての臨床青年心理学的考察
- 胎児異常の告知を受けて児を出産した母親の心理的特徴とそのサポート
- スクールカウンセラー(臨床心理士)の立場から