可変曲率回折格子理論
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概要
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本研究では、可変曲率回折格子を考え、これに光路関関数を展開する際に、「(1)光路関数を、Fermatの変分原理にしたがい、これを忠実に解き、かっFermatの原理は、回折光の行方を示すものとしてのみ用いる。(2)光路関数を格子面の動径Xの級数に展開して、その次数に応じて、第零次近似、第一次近似、第二次近似、…と展開する、また、収差も同様に扱う。」という一般回折格子理論を適用し、可変回折格子理論の有効性について考察した。その際、問題となる格子定数の変化についても考察した。その結果、真空紫外領域において、従来と同様な格子定数をもった回折格子を用いて、真球面近傍で、理論的に実用可能と考えられるstigmatic conditionを満たすmounting法を見出した。
- 近畿大学の論文
- 2002-02-28
著者
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