ヒメツリガネゴケ(Physcomitrella patens)のプロトプラスト誘導条件に関する検討
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概要
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ヒメツリガネゴケ(Physcomitrella patens)を用い、プロトプラストの誘導に適当な培養条件について検討した。シャーレ内に浅く満たした液体培地中でコケを静置培養した場合、固形培地上で培養したときよりも、プロトプラストの収率が高まった。培養を開始して2週間以内の材料をプロトプラスト誘導に用いるべきであることがわかった。培地中のフェノール性の化合物は、プロトプラスト収率に影響しないか、あるいは、低濃度で生育とプロトプラストの収率とを高める可能性があることがわかった。プロトプラストの誘導には、20分間から30分間の酵素処理が適当であった。
- 近畿大学の論文
- 2001-05-31
著者
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