乳牛のケトーシスにおける血中3-メチルヒスチジン濃度とエネルギー代謝関連成分の変動(内科学)
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概要
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ホルスタイン種経産牛(健康群5頭,ケトーシス群5頭)において血清3-メチルヒスチジン濃度とエネルギー関連項目を検査した.ケトーシス群では,分娩14日前の総コレステロール濃度およびレシチンコレステロールアシルトランスフェラーゼ活性が低く,分娩日の遊離脂肪酸濃度および分娩14日後の3-メチルヒスチジン濃度は健康群より高かった.これらのことから,ケトーシス牛では分娩前からコレステロール代謝の低下と体脂肪分解の亢進がおこり,分娩後は体タンパク質分解が亢進することが示された.
- 2007-10-25
著者
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中島 一喜
(独)畜産草地研究所分子栄養研究チーム
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三宅 晃次
静岡県畜産試験場
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赤松 裕久
静岡県畜産試験場乳牛部
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齋藤 美英
静岡県畜産試験場乳牛部
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芹澤 正文
静岡県畜産試験場乳牛部
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大庭 芳和
静岡県畜産試験場乳牛部
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三宅 晃次
静岡県畜産試験場乳牛部
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赤松 裕久
静岡県畜産技術研究所
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