株価変動の確率過程について : Slow diffusion in intra-day evolutions(経済物理学-社会・経済への物理学的アプローチ,研究会報告)
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概要
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株価の日中変動における、変動の大きさの分布と自己相関、取引時間間隔の分布と自己相関、価格の拡散について実証的研究を行った。その結果,価格の拡散は通常の拡散係数の6分の1程度の緩慢な拡散であることがわかった。この現象は株価変動の特異な自己相関から理論的に導くことが出来る。また,この特異な自己相関はマーケット・メイカーが大きな価格変動を極力抑えようとする振る舞いの現れであると推測される。
- 素粒子論グループ 素粒子研究編集部の論文
- 2004-01-20
著者
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