Srings on PP-waves from Super Yang-Mills〔和文〕 (場の量子論2002)
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概要
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ゲージ理論と弦理論(重力)の双対性が、ここ5年間の間にAdS/CFT対応として盛んに研究されてきた。これによって、例えば超重力理論のKaluza-Kleinモードとゲージ理論のBPSな演算子の対応は理解されたが、弦理論に特有の状態はゲージ理論側で非BPSになると期待されるので、具体的に何に対応するのか明確な理解はこれまで得られていなかった。しかしながら最近、pp-waveと呼ばれる超重力理論の背景が、(i) AdS_5×S^5の極限(Penrose極限)として得られ、また(ii)その背景が超弦理論として厳密に解けることが示された。この事実を用いると、AdS/CFT対応の特別な'極限'において、具体的に超弦理論のモードとゲージ理論演算子の対応を確かめることができ、大変興味深い。そこでこれらの結果とその最近の進展について簡潔にレビューしたい。
- 素粒子論グループ 素粒子研究編集部の論文
- 2002-12-20
著者
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