ソーシャル・キャピタルにおける一般的信頼の規定要因に関する検討
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概要
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近年、コミュニティの再生やさまざまな社会問題克服のため、社会に対する市民的・積極的関与者を育成することが大きな目標とされ、その基盤としてソーシャル・キャピタルという概念が注目を集めている。本論においてはソーシャル・キャピタルの構成要素である一般的信頼に焦点をあて、二次データを用いて一般的信頼への規定要因の検討をおこなった。結果として高信頼者の特徴として(1)収入・学歴が高いこと(2)読書冊数が多く、テレビ視聴時間が短いこと(3)友人関係に満足していること(4)異質な他者に対して寛容であること(5)生活を支える組織に対して信頼を持っていることという五つの特徴が見出された。
- 2006-12-30
著者
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濱野 強
島根大学
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濱野 強
新潟医療福祉大学 健康科学部看護学科
-
濱 野強
新潟医療福祉大学 社会福祉学部
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藤澤 由和
新潟医療福祉大学社会福祉学部社会福祉学科
-
小藪 明生
新潟医療福祉大学研究推進機構地域包括ケア研究センター
-
藤澤 由和
新潟医療福祉大学
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