Abelian Projection and Wilson Loops (爆発的天体現象における流体力学的不安定性(研究会報告))

概要

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昨年度の研究会報告(素研79-6,F50)に続くモンテカルロ法による研究成果を報告した。基本的計算方法はプレリミナリーな結果を発表した昨年度報告と同じである。誤差の評価やデーター量、格子の大きさ、また結果の解析特にスケーリングの破れの解析などを行った結果を今回は発表した。まずアーベリアンのWilson loopはabelian projectionの前後でたいへん顕著な違いを見せた。 Fig.1を見よ。U(1) covariantなゲージ固定後はふつうのSU(2)Wilson loopとstrong coupling regionで全く一致しweak couplingではむしろかなり大きくなった。つぎにFig.2にしめすようにユニタリーゲージではこのような振る舞いは見られずゲージ固定をしないときと同じであった。U(1) covariant gaugeのときはCreutz ratioも大変におもしろい。full Creutz ratioより同じ計算時間でみてむしろ誤差が小さくまたfinite-size effectsも小さい。scaling curveからstring tensionをだすとその値はfull Creutz ratioからcoolingをして量子効果を抑えたときに得られる√σ〜58Λ_Lと一致した。(Fig.3) renormalization groupでのβ functionも測定をした。われわれの場合は誤差はかなり大きいがスケーリングのカーブに近い。(Fig.4)研究会でabelian Wilson loopはfull Wilson loopと独立の量かどうかで質問がでたがその後この量は独立であると同時に大変に興味のある量であることがわかった。その一部を質問への回答として最後に付記する。詳しくはDPKU9001のプレプリントを参照して下さい。
1990-10-20

Abelian Projection and Wilson Loops (爆発的天体現象における流体力学的不安定性(研究会報告))

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